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2012-09-01 22:00 | カテゴリ:Monthly Music
第16回 2012年9月のマンスリーミュージック

■Hunting Time 1989年

誰もがここ一番!という時に聞く音楽ってあると思うのですが、自分にとってはこの曲かもしれません。
完成度、世界観という点で、飛びぬけたかっこよさがあります。
85年にデビューしたANTHEM。LOUDNESS直系の正統派ヘヴィメタルバンドで、メンバーチェンジも多かったのですがどのメンバーも非常に卓越した技術の持ち主でした。
どのアルバムもリーダーの柴田直人の音楽観を濃厚に表していて、中でもこの『HUNTING TIME』アルバムの完成度は一寸の淀みなく、日本のメタル史の中でも最高傑作じゃないかと思います。

当時ギタリストだった福田洋也がやれることをすべてやりつくしたと言うこの「狩りの時」。
あまりのかっこよさに時折涙すら浮かべそうです。
この曲を聴くと力が沸いてきます。

■Bound to Break 1987年



本来、ハードロックやヘヴィメタル、そしてロックというものは舶来のものです。
日本人が演奏する時点で、それは模倣であって、オリジナルではない。
そこにはいくらオリジナルの曲を演奏しても、決して超えられない本物との間に壁があります。
でも、憧れと信念をもって模倣も突き詰めればそれがいつしかオリジナルになる、そんなことを感じさせます。

思えば、国内のハンバーガーと通じるものがあるとよく思います。
本来、外来であるものに憧れをもって模倣から入って作り出す。
模倣は結局は模倣で終わる、結局は国内のライトな客で甘んじる、夢と現実の違いを受け入れた、そんなレベルのものも数多くあります。
でも、本気を突き通すと、それはそのものでしか得られない輝きを放つものです。
もはやそれは模倣ではなく、それだけが持つ掛替えのない個性となる。

国内のハンバーガーを食べていて思うのは、そんな「やる気」のようなものを感じるか否か。
原価だの、地域柄だの、言い訳をすれば、なんとでも言えます。

■Onslaught 2004年



自分にそんな言い訳をせず、自分の夢や憧れから逃げずに、どこまで自分の信じるハンバーガーを作り出せているか、それが一番だと思うのです。
誰に何を言われてもいい、時代に取り残されてもいい、自分が信じる道を歩むその姿に感動を感じます。
だからこそ、自分のバーガーを愛してくれる客をとても大事にしたくなるものかもしれません。

正直、ここまでたくさん食べ歩くと手を抜いたバーガーもたくさんあります。
その人の生活の糧であるのだから、それを否定してはいけないとは思いますが、中途半端なまま自分の弱さを表したソレを、プロとして金銭をもらって提供する気が知れない。
不思議と値段の高いバーガーであっても感動が薄かったり、逆にチープなバーガーに涙がこぼれそうなほどの感動を味わったりします。

音楽にしても、バーガーにしても、手を抜いているのは一瞬で判ってしまうもの。
結局は、そのようなものを繰り返して楽しもうとは思わない。
ですが、本気で迫ってくるものには、自ら真摯に向かい、多くの人々を巻き込むムーブメントになるものだと思います。

ハンバーガーの道というのは、とてもロックなものだといつも思います。

■Gypsy Way 1989年



バーガーとロック、とても親和性のある組み合わせだと思いませんか?
自分には時々ハンバーガーから音楽が流れてくるような気すらしています。

ずっしりと重たいドラムがまるでビーフパティみたいで、這い回るベースがべったりくっついたチーズのようで、突き刺さるギターがトマトやレタスで、耳に入るボーカルがバンズといったところでしょうか。

ハンバーガーは様式美、そして構成美があります。

どちらも崩しすぎてはいけない「様式美」が存在していて、その様式にガッツリはまったものはクラシック、そしてそれを崩したオルタナティブなものといえるかもしれません。
そしてロックが打楽器と弦楽器と歌と詩が必要なように、ハンバーガーもバンズとパティにその他具材が必要です。
ひとつひとつのピースで決して作れるものではなく、それぞれがハーモニーを作り出す点に構成美があります。

ハンバーガーは人が作り出すもの。ハンバーガーを作る人の個性や趣味や価値観が反映されます。
それはもはや単なる食事ではなく、レシピを使って実現化されたひとつのアートのように思います。

ハンバーガーはロックであり、美学であり、そしてアートなんです。

■Do You Understand ? 1990年



このブログ、ハンバーガーを求めて日本中を旅して回っていますが、まるでジプシーのような旅にも思います。
必ずしもハンバーガーのためだけではないのですが、ハンバーガーは外せない要素です。

ハンバーガー道というものがあるのなら、とことんその道を突き進んでみたいと思います。
それは今まで聞いたことないような音楽に出会うような興奮を感じます。
どんな味だろう、どんな形だろう、誰が作っているのだろう、、、
まるでロックに目覚めた少年だった頃の興味で、どんどん新しいアーティストに出会う楽しさに似ています。
新旧の、そして様々なジャンルが星の数ほど存在する音楽という人生を豊かにする素晴らしい芸術のように、今私の目にはハンバーガーが映っているのです。

いつか、自分にとって、そして皆にとってのアンセムに出会えるのが楽しみです。
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