■旅のBGMD.F.O. - Runner女性5人組によるエレキバイオンを中心とした音楽ユニットDigital Future Orchestra。
彼女たちのライブを見た人は少ないと思いますが、それはもうとてもかっこいいアーティストでした。
諦めずに走り続けて欲しかったな、と解散してしまった今、残念に思います。
■英会話レッスン。
実はグアムに来ていて、英会話の勉強を何度か受けました。
それがここ、LA Internationalさん。
短いグアムの滞在時間に、今回最後のレッスンを受けてきました。

英会話の勉強中ですが、ここで数回授業を受けたら誰でも喋られる!なわけもなく、
英語とは基本的に自主学習ですよね。
自分の今までの勉強法を紹介しながら英語を話しながら、自分のウィークポイント、改善場所、
これから英語学習に必要なエッセンスを短い時間で色々と教わりました。

ひょっとしたら、その場限りの英会話レスポンスだけだったらお金の無駄になったかもしれません。
最初からスタッフさんに「生きたお金と時間にしたいんです!」と伝えていたおかげで、よい時間を過ごすことが出来ました。
結局ね、生きたお金と時間という価値は後からついてくるものです。
グアムから帰ってきた後もモチベーションを高く維持し続けているのは、レッスンを受けたからだし、またグアムに行った時にはスタッフさんや先生に会いに行きたい♪と思うとやる気も変わります。
現地の人と顔なじみ?というものが出来ると、グアムのことがもっと親しく感じられますよね。
今回の3日目はそんなグッとグアムを身近に感じることが出来た一日となりました。
■グアムハンバーガーフェスティバル
グアムで一番美味しいハンバーガー屋はどこ?という質問あると思います。
実際、このブログでの検索ワードは「グアム」「バーガー」「美味しい」だったりします。
意外と検索サイトでこのブログが上位に出ていてびっくりしたりします。
で、そんな質問の回答は、残念ながら私からはありません。
ケチー!とかじゃなくて、一番が決められないんです。
でも指針となるものがあって、
今回ご紹介する「House Of Brutus」はグアムバーガーフェストで初代チャンピオンに輝いたお店です。

頼んだのはチーズバーガー。
チェーン店ではなく、バーレストランのハンバーガーをランチにいただきました。
大味なバーガーであることに変わりはないのですが、やはりチャンピオン。
肉とチーズの相性の重量感に感嘆します。

このHouse Of Brutusは、前回のグアムで食い損ねたお店だっただけに
やっと念願かなって食べることが出来て感激。
そして今夜、ここでまたService Entranceのライブがあるんです♪
スタッフさんに、また夜見に来るね!とお伝えしてお店を後に。

ちなみにこのお店、とってもわかりづらい所にあるので行きたい人は頑張って探してね。
あたりは暗いし夜ひとりで行くにはちょっと怖いかも?お店にも観光客は基本的いません。
でもランチも夜のライブもとってもオススメの場所です。
■地球人のビール
さて、今回の旅の主目的のひとつである場所へと向かいます。
それがココ。
こんな階段の下にあるなんて、絶対判らないよ!!
炎天下の中、通り過ぎてしまい、ヘトヘトになりながらやっとたどり着くことが出来ました。

ココはかの有名(?)なIshii Breweryです!
現在、グアムの数箇所で飲むことが出来る正真正銘のグアム・ローカルビール工場です。
ここは石井敏行さんのブルワリーで、現在、東京を中心に盛り上がっているクラフトビールの立役者が作った工場です。
工場といっても、ご覧の通りのテナントビルの地下1階の薄暗い所にある1室なんですけどね。
さっそくお邪魔してみました!

部屋の中に入ると大きな貯蔵庫が置いてありまして、その奥に醸造タンクがあって、さらに手作り感満載の熟成部屋が作られていました。
おぉ感動。
昨年後半から、大手ビール工場見学をしてまわりましたが、それはこの石井ブルワリーを見学するための予備学習だったと打ち明けましょう!!
ビールの一連の作り方を知っていたおかげでとても内容がわかりやすかったです。

試飲をさせていただきながらお話を聞きましたが石井夫妻のお話はとても興味深く、熱いお話でいっぱいでした。
旦那さんがいわば工場長、奥さんがディストリビューター的なお仕事をされていて会社も別となっています。

石井さんは、もうどこか達観したような視点を持っていまして、日本人なのに日本人じゃない、グアム人でもない、「地球に生きている人」と感じました!
詳しくは
こちらのブログにご紹介されているので参考にしていただきつつ、ビールを輸出するのではなく、自分が世界を飛び回ってビールを作る、その姿勢にただただ驚愕。
ビールにストレスをかけたくないという一心で「ミナゴフビール」は島の外に出さない。

華々しい経歴のビール業界の「出世頭」だった人ですが、それがすべてを捨てて(?)、ビール不毛地帯のグアムで0から始める。。。
ビールを楽しむ習慣から初めて、ビールを美味しく飲む技術、
グアムの現地人が自分たちでビールを作ることを教えているんです。

「日本人もグアムに行ったらビール!」と楽しんでいると思いますが、それは決してグアムでビールを楽しんでいるとは言えないんです。
バドとクアーズという、ライトなビールがグアムだと思うのはとても不本意だと思います。
新しく生まれたばかりのミナゴフビールを飲みながら、グアムに来たことを実感して、グアムで働く人々を想い、楽しんでほしいなと感じました。

石井さんのビール造りに対する熱意に“金儲け”的な匂いが感じません。
本当は日本にいたほうが約束された成功が待っていたと思うのですが、グアムのゆったりとした自然の中で生活をしていて、美味しいビールだけに集中していました。

考えてみれば「よなよなエール」も「Toshi's IPA」も人にあげたようなものですし、ミナゴフもそのうちグアムの人々が作れるようになったら譲渡するような気がします。
でも、石井さんは「無欲」ではなく、とても欲深い人にも思いました。
ビールを楽しむ文化を広めるために、熱心に情熱を注ぎ込むその姿は欲の塊でしょうw
そこにお金の匂いがしないから、余計素敵な生き方に見えるんでしょうね。

ビールの楽しみ方もハンバーガーと一緒です。
大手がつくるもの、ローカルがつくるもの、そこには色んな価値観があって観点があって、それを生業としている人が従事している。
そういうことを感じながら、楽しむことがより豊かな人生観を得られるような気がします。

石井さんは、オレに会いたくなったらいつでも来ればいいんだよ、って言っていました。
最近感じていた自分の気持ちにとてもリンクした瞬間でした。
会いたくなったら、食べたくなったら、難しく考えずに旅立てばいいんですよね。
私たちが考えている以上に、地球というのは意外に小さい世界かもしれません。
この世にいるし、地球の上に住んでいる、という石井さんの言葉が印象的でした。
皆さんも、ハンバーガー食べたくなったら、行ってみたい店に行けばいいんです。
ミナゴフビールが飲みたくなったら、さっそくグアム旅行考えましょう♪